スポーツ市場データ:スポーツ用品店業界の動向

東京オリンピックが決まり注目のスポーツ業界
その中からスポーツ用品店業界の動向について解説

<<スポーツ用品店業界の動向>>
※平成25年7月-平成26年6月 決算(各企業有価証券報告書参照)
業界規模はアルペン、ゼビオ、ヒマラヤ、ヤマノホールディングスの計4社(スポーツ用品店業界)の売上高の合計を表しています。過去5年の伸び率は過去5年間の業界規模の対前年比の平均値を表したもの、経常利益計、売上高純利益率、総資産額、労働者数、平均年齢、平均勤続年数、平均年収は下記対象企業一覧それぞれの合計もしくは平均を表したものです。

◆業界規模:4,864億円
◆経常利益計:241億円
◆売上高純利益率:+2.5%
◆過去5年の伸び率:+4.3%
◆総資産額:4,051億円
◆労働者数:5,070人
◆平均年齢:39.3歳
◆平均勤続年数:11.8年
◆平均年収:470万円

株式会社アルペン 有価証券報告書

ゼビオホールディングス株式会社 有価証券報告書

株式会社ヒマラヤ 有価証券報告書

株式会社ヤマノホールディングス 有価証券報告書

<<ランニング、アウトドア人気で堅調 進む大型店舗化>>

近年のスポーツ用品店業界(小売)の動向を見ますと、平成17年から平成25年にかけて緩やかな増加傾向となっています。

近年のスポーツ用品店業界は、消費者の高まる健康志向を背景に堅調な推移を見せています。特に、ランニング、トラッキング、アウトドアに対する人気は根強く、こうした商品の売れ行きが業界を牽引しています。

スポーツ用品店業界上位3社の動向を見ますと、大型店舗の店舗展開が目立ちます。特に、3社が展開する『スポーツデポ』、『スーパースポーツゼビオ』、『ヒマラヤスポーツ』はいずれも大型店で、ショッピングモール内やロードサイドに出店しているケースが多く見られます。

今後も店舗の大型化、出店攻勢は進むとみられ、さらなる市場の競争激化が予想されます。

<<課題と今後の施策>>

現在の小売業界での最大の課題が店舗のショールーム化です。
※店舗で商品スペックを確認してネットショップで最安値購入する現象です。
インターネットショッピングの市場はこれから更に市場を拡大していく中では価格競争ではない店舗(リアル)の特性である接客・コミュニケーションは勿論のこと如何にしてお客様に選ばれる理由を作っていくかが店舗作りの最大の課題になるのではないでしょうか?

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