①「スポーツ流通.com」が生み出す新たな可能性 開発から販売まで、一貫して支えるサイトを目指す

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①「スポーツ流通.com」が生み出す新たな可能性
開発から販売まで、一貫して支えるサイトを目指す

右:株式会社Keep up 代表取締役 朝倉 新
左:株式会社28(ニハチ)代表取締役 村上 元基

スポーツ分野の“売る”と“買う”を繋ぐBtoB卸サイト「スポーツ流通.com」。2014年5月に公開されたサイトの開発経緯や特徴、今後の展望などについて、サービス運営会社の株式会社Keep upの朝倉代表と株式会社28(nihachi)の村上代表にインタビューを行いました。

 

「スポーツ流通.com」はメーカーとスポーツ施設の橋渡し役

朝倉
「スポーツ流通.com」はスポーツ分野の流通やPR事業を担当する株式会社Keep upと、デザインやWEB事業を担当する株式会社28(nihachi)の2社が協同して運営するサービスです。

弊社はスポーツを使った広告代理店事業を行っています。大手広告代理店との仕事を通して、テレビCMや雑誌、Web広告、イベントキャスティングなど、スポーツに関わるPRを数多く行ってきました。現在は単発的なPRだけでなく、年間を通しての広告宣伝企画の立案から実施までを行う中長期的なサポートが増えています。

中長期的なサポートの課題感として、広報プラン作成の為に販売事業計画の提出をお願いするのですが、流通経路や販売方法が曖昧なことが多く、広告やPRの領域だけでクライアント企業の求めている成果を上げるのは非常にハードルが高いと感じていました。
大手メーカーは日本全国の店先に商品を並べることが出来た上で、TVCMやタレントを起用したイベントを行います。流通経路がありそれからの広告宣伝なのです。
しかしながら、小規模なメーカーは製品力が優れていても資金力がない為に、小ロットの生産で製造コストが上がってしまい、問屋さん経由の一般流通では掛率や返品対応、適正価格の維持など様々な要因で取り扱いが難しい。そこで、販売先開拓も含めたサービスが開発できないかと考えていました。

一方、スポーツ施設の仕入れ担当者や鍼灸院、パーソナルトレーニングジム経営者などバイヤー側の方々のニーズを聞くと。仕入れ担当者は通常業務が忙しく新製品を探すための時間の余裕がない、メーカー側から施設へ、売り込みや製品説明をして欲しい、と思っている方が想像以上に多かったのです。また、一般流通している大手メーカーの製品だけでなく、さまざまな製品を比較検討できる場が求められていることも実感しました。

メーカーとバイヤーのニーズをつなげ、双方にとってのメリットにしていきたい。前者にとっては製品を販売できる、後者にとっては製品情報が一覧で見られ、卸値で購入できる新しい市場を展開したい。そのような思いから「スポーツ流通.com」の構想は生まれました。

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スポーツとデザイン、異なる業種が生み出す価値

村上
デザイン会社である弊社がフィットネス事業「BRAFT」を展開し始めたのは、当時別会社で活動していた現BRAFTチームリーダーの松田からレッスンプログラムのポスターやWebサイトの制作を依頼されたことがきっかけでした。松田に「うちのフィットネス事業と28さんとで何か一緒にやりましょうよ」と声を掛けてもらったのです。その時は冗談だったのかもしれませんが、これはおもしろい事業になるぞ、と思い交渉を進め、1年くらいかけて事業体制を整えました。

朝倉
村上さんとお仕事をするようになったのは、その後でしたね。あるサプリメントメーカーのキャンペーン用Webサイトと販促物のデザインを依頼したのがきっかけです。その時から、この人とまた一緒に仕事をしてみたい、新しい何かを生み出したいと思っていたので、「一緒にスポーツ流通.comをやりませんか?」とお声掛けしたのです。

村上
当時からフィットネス事業部をデザイン事業部と組み合わせてもっと活性化できたら、と思っていたのですが、うまく活用できていませんでした。そのような時に「スポーツ流通.com」についてお声掛けいただいて、「これは絶対おもしろいモノが生まれるぞ」と思い、すぐに「やりましょう」とお返事しましたね。

朝倉
スポーツ選手を使った弊社の広告宣伝のノウハウを使えば、弊社も28さんも、ともに成長していけるという自信がありました。

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月額使用料などは無料!「スポーツ流通.com」は中小メーカーの味方

朝倉
都内では大規模なスポーツジムのほか、少人数制ジムや小規模なスポーツ施設が増えています。また、地方にもスポーツ施設が増えています。インターネットを利用したECサイトの利点は、このような日本全国に点在する小さな施設に対してもどこへでもアプローチしていけることです。

メーカーが製品を売るためには、まず問屋を通して小売店やスポーツ施設に卸します。その後、小売店やスポーツ施設からエンドユーザーの手に届くパターンが多いのです。ただ、実は小さなメーカーにとってはそれがとても難しいのです。問屋に卸すためには、まずある程度の数の品物を用意し、一括で納品しなければならないからです。また、すべての製品が売れればよいのですが、売れ残ってしまった場合、在庫はすべてメーカーの引き取りとなります。特に、プロテインや飲料などの賞味期限があるものは、引き取っても廃棄するものが多くなります。
いいものをつくろうとすると、どうしても材料費や人件費がかかり原価率が高くなりがちなので、ある程度の数が売れないと利益になりません。納品の際の投資と、在庫の引き取りのことを考えると、小さなメーカーにとってはどちらも大きな負担となります。

このような、今までの問屋システムでは解消できなかった部分を「スポーツ流通.com」はフォローアップします。サプライヤー登録をしていただいたメーカーには、食品などの消耗品を含めて基本的に弊社が買取※でお取引させていただいています。全額入金が保障されているので、メーカーにとって安心のシステムだと思います。

また、「スポーツ流通.com」はモール型のECサイトですが、月額や登録料は今のところ一切いただいておりません。他のECサイトですと、登録料の月額制を採用していたり、出店登録料+製品が売れた際の何%かをサイト運営者に支払うケースが多いのですが、「スポーツ流通.com」では製品の売上の一部をいただくのみとなっています。

②へ続く>>

この記事の著者

小島 沙穂

小島 沙穂

株式会社Playce エディター・ライター

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