Vol.3 アスリートタイアップで失敗しがちな○○なこと

文: 朝倉新

Vol.3 アスリートタイアップで失敗しがちな○○なこと

スポーツ市場で販売計画を考えるにあたって皆様が一度は試している“アスリートタイアップ”ですが実際には商品を配っただけで終わってしまった、愛用してくれているがマネジメント会社、所属団体の関係上肖像権が一切使えない、選手にお願いしていた仕事の約束を守ってもらえなかったなど“効果” が見えないまま頓挫してしまっているケースは多いのではないでしょうか?
今回は失敗しないアスリートタイアップの方法について記載致します。

ケース3 選手にお願いしていた仕事の約束を守ってもらえなかった?!

ビジネスとしては絶対NGなこのケースについですが、スポンサーとして個人のアスリートに協賛している企業様の中には過去に経験したことがあるかもしれません。

まずこのトラブルの原因はアスリートの認識不足が非常に大きい可能性があります。スポンサードまたは案件依頼に関しては義務が発生することをわからずに返答している選手も多々いることも事実です。

このトラブルリスクを回避する一番スタンダートな内容はマネジメント会社所属の選手と契約することです。
何故ならば選手の責任=マネジメント会社の責任となるからです。
仮に選手が実行出来なかった場合でもそれと同様のサービスを請求するかもしくは損害賠償の請求も可能です。

以前のコラムにも記載しましたがアスリートはスポーツのプロフェッショナルであってビジネスのプロフェッショナルではありません。
契約書にサインしてもその意味を理解していない選手もいるかもしれません。

また、よくあるパターンとしてオフシーズンは非常に良好な関係だったのにシーズン前から連絡が取れなくなってしまい大会の報告もない、スケジュールの変更などで実施不可の連絡が直前までない、連絡無くドタキャンをする。などなど

もし個人と直接契約をする場合は
本人以外(マネジャー、コーチ、親族)との関係値を築くこと
1年間継続的なコミュニケーションを取ってみること
その中でお互いに信頼関係が保てるようであれば問題ないかと思います。

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この記事の著者

朝倉 新

朝倉 新

株式会社Keep up 代表取締役
一般社団法人アスリートエール理事

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