②高齢化社会に対応できるトレーニングの展開を

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文: 小島沙穂

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がんばらなくてもいい「続けられる」エクササイズ

運動は、その量よりもまず、少しずつでもよいから日々続けることが大切です。そのため、私JEETAはのメンバーと共に「がんばらなくてもできる『イージーエクササイズ』」の提供にも力を入れています。例えば、「歩く」ことは立派なエクササイズ。正しい歩き方を知り、実行するだけで、毎日の動きが変化します。毎日の生活の中での運動を良いものに替えていく。“普通に生きて生活しているだけで健康で快適に美しく Everyday Easy Exercise”をコンセプトに、私は、難しくない・ゆったりした・気楽な・(=easy)でありながらより効果の高いプログラムの開発に取り組んでいます。楽しく続けられる「イージーエクササイズ」こそが、年を重ねてもいきいきのびのび生活することのできる秘訣なのではないでしょうか。

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介護予防が求められる今、フィットネス事業が担うもの

運動は、人が健康な生活を送るために最も重要なもののひとつです。高齢者の健康維持と介護予防の重要性がますます高まっている現状の中、フィットネスジムやトレーニングスタジオの介護予防事業への参画も珍しくありません。

この時代の流れを受け、私は元オリンピック陸上日本代表選手の園原健弘氏、渡辺高博氏らとともに、2014年、社団法人JEETAを設立いたしました。JEETAでは、一般のトレーニングの開催のほか、地方自治体等の委託を受けて実施する健康教室・セミナーなど、健康づくり事業の企画・運営や介護予防のためのトレーニングサポートも多数行っています。すべての国民が簡単に健康維持・推進をするために、私たちに何ができるのか。そのようなことを問いながら、日々幅広い年代の方々にトレーニング方法をはじめとする健康維持・推進のための情報の提供を行っています。

高齢化社会で活躍できるトレーナーの育成を

私は前述の園原氏、渡辺氏らともにJEETAという組織として一般の方々への指導だけではなくトレーナーの育成にも力をそそいでいます。医療・介護施設やフィットネスクラブ、また市町村で指導を行うトレーナーたちが、よりよいトレーニングを提供できるよう、セミナーや資格認定講座を定期的に開催しています。特に、介護予防事業は通常のレッスンとは目的が少々異なりますので、この分野に特化したトレーナーは、この先多くのフィットネスジムなどで活躍できるようになるのではないでしょうか。

「国民みんなが“セルフトレーナー”」の社会を目指して

今後は、まず定期的な健康運動指導教室を各地で開催し、一般の方々へ健康への関心を高めていただきたいと考えています。もちろん、健康の習慣づけが必要なのは高齢者に限りませんから、学生や社会人などの層にもアプローチしていきたいです。

運動の継続は、健康のために必要なことだと誰もが知っているでしょう。しかし、それを実践できる人は少ないのが現状です。私は、多くの人に「イージーエクササイズ」を知っていただき、一般の方々でも自身の身体をよく理解し、整えることができるようになることができたらと思います。今後、健康指導事業や人材育成をさらに進めていき、「国民みんながトレーナー」と言えるレベルまで、トレーニングに対する意識を高められたらいいですね。

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<プロフィール>
動き工房AXISヒューマンパフォーマンスラボ 主宰 瀧本 修氏

1988年4月より、ワールドウィング(現 株式会社ワールドウィングエンタープライズ)にて小山裕史氏に約11年間師事。その後、1999年にトレーナーとして独立し、「動き工房AXISヒューマンパフォーマンスラボ」を主宰し現在に至る。体組成測定ツール(Physion)や、トレーニングツール(エンジェルポール)などの考案にも携わった。トレーナーとして活動し始めて26年目にあたる2014年には、園原健弘氏、渡辺高博氏らとともに社団法人日本イージーエクササイズトレーナーズ協会(JEETA)を設立、地方自治体による健康づくり事業の受託のほか、医療・介護の分野で活躍するトレーナーの育成にも注力している。

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この記事の著者

小島 沙穂

小島 沙穂

株式会社Playce エディター・ライター

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