- 2014-12-9
- 施設インタビュー
文: 小島沙穂
運動だけにとどまらない
『アクラブ八王子』の健康サポート
アクラブ八王子 インストラクター 臣守 勇希氏
地域の健康づくりを目標に、運動や食事などあらゆる方向から「健康」を提供する『アクラブ八王子』。2014年5月の施設リニューアルに合わせ、主な利用者層であるシニア向けのサービスを強化しました。今回は、インストラクターの臣守 勇希氏に同施設のサービス展開についてお話を伺いました。
2014年5月に店舗をリニューアル。シニア向けサービスの強化を図る
アクラブ八王子は、西八王子駅から徒歩で約1分の総合スポーツクラブです。プールには特級塩を利用した最新水処理システムを導入。お肌に優しいスイミングスクールとしてジュニア、成人ともにご利用いただいています。2014年5月には施設をリニューアルし、フィットネスマシンを一新。スローフィットネススタジオを増設しました。
「健康で長生き！」をテーマに、シニア向けエクササイズのプログラムを増やしたり、野外プログラムとしてウォーキング、初心者でも自分のペースで利用できる筋力トレーニングマシンを増設したりするなど、高齢者の健康管理の推進に取り組んでいます。また、TANITAの「からだカルテ」と連動したサービスも開始しました。同社の活動量計をお客様にご利用いただき、当施設にいらした際に活動データを「からだカルテ」のデータベースに蓄積。日々の運動習慣を意識づけるためのツールとして利用しています。
料金は月額制で、1月のうち何度でもご利用いただけます。家族割引やご夫婦登録制度など、ご家族でのご利用がお得になるプランもご用意しています。
続けられる運動を求める健康志向のお客様が多い
ダイエットというよりも、健康の維持・向上を目的として弊施設を利用する方が多いですね。特に、運動を生活の一部として習慣づけたいとご相談いただくケースが多いです。月額制を採用していることもあり、プールやスタジオレッスンなど、複数のトレーニングをバランスよく併用される方も少なくありません。お客様個人がどのように「健康」になりたいのかお聞きしてお客様とともに目標を定め、達成に向けた「続くレッスン」を提供できるよう努めています。
また、施設内で不定期に無料で健康セミナーを開催しています。地域住民の方へ運動との接点を作るために。運動だけではなく、食事指導やメタボリックシンドロームの予防など、身体の内外両面から生活習慣を改善していく方法をご紹介しています。
地域の健康づくりに踏み込むスポーツクラブへ
今後は、より地域に愛されるスポーツクラブとしてサービスを展開していきたいと考えています。最も厚い年齢層は50～70歳代のお客様です、シニアを対象とした「長寿健康生活」のサポートの強化をさらに進めていく予定です。今後範囲を広げ、運動以外の分野も含めてお客様の健康寿命を高めるお手伝いができればと考えています。例えば、「からだカルテ」に蓄積したデータは、個別の運動指導やアドバイス、食事についてのカウンセリングなどに活用し、一人ひとりに寄り添ったご提案に展開していけるでしょう。
また、今までスポーツクラブを利用したことのない層にもアプローチしていきたいと考えています。弊施設に限らず、スポーツクラブの利用者には20～30歳代の方の割合がとても少ないのが現状です。これから年齢を重ねていく世代に対しても、若いうちから運動習慣を身に付けていただくための新しいサービスを考え、顧客開拓を進めていきたいですね。
＜プロフィール＞
アクラブ八王子 インストラクター 臣守 勇希 氏
徳島県出身。神奈川の大学を卒業後、スポーツに携わる仕事に就きたいと考えて2013年にアクラブ八王子へ入社。現在もチームでバスケットボールを行っており、どんな運動でも自分が媒介となることでお客様に楽しんでいただくこと、それを生かしたTRXサスペンショントレーニングの指導を軸にインストラクターとしてマシンジム、スタジオ、プールとすべてのセクションを担当する。
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