photo: Motoki Murakami
中高年のオフィスワーカーから絶大な支持!
いそがしい現代人のための『ホグレルスペース』
是吉興業株式会社
代表取締役社長 向川 是吉氏
多忙なオフィスワーカーでも手軽に、筋肉をほぐせるフィットネスジム、『ホグレルスペース』。身体を改善したい40~50代の利用者様に向けて、それぞれのニーズに合わせて、『ホグレル』マシンを活用したメニューの作成や、トレーナーが見極めた商品の紹介などのサービスを提供しています。今回は『ホグレルスペース』を運営する是吉興業株式会社の向川社長に施設の特長や『スポーツ流通.com』に寄せる期待などについてお聞きしました。
元スノーボーダーの目線から考えるトレーニング法
外国人と比較すると、日本人の選手は筋力、体格ともにどうしても劣ってしまいます。かつてスノーボードのアルペン種目の選手としてオリンピックを目指していた私は、試行錯誤した結果、筋肉を大きくするよりも、今持っている筋肉を上手に使えるようにすることが、パフォーマンスを上げる一つの方法なのだと気付きました。
選手を引退し、通信系の営業職に就職してからも、日本のスポーツ選手は筋力をアップさせるよりも、動ける身体づくりにトレーニング方法をシフトしたほうがいいのではないかと考えていました。つけた筋肉を活かすためのコンディションニングをしていなかったり、可動域を無視してバルクアップ(筋肥大)を図っていたりするので、身体に対して動きが伴ってこないことが多い。だから私は、可動域の改善や筋肉の柔軟性に着目し、コンディションを整えるトレーニングができるマシンや場所を提供できないかと考えました。そして、何度もマシンの試作を重ねた結果、筋肉をつけるのではなく、肩甲骨や骨盤周りのインナーマッスルと呼ばれる筋肉をほぐす『ホグレル』マシンの開発をするに至ったのです。
「いそがしい」「時間がない」人でも運動できる場をつくりたい
スポーツ選手だけではなく、一般のオフィスで働く方々にも日々トレーニングしていただきたいと、常々感じていました。しかし、周りの方々に運動を勧めても、必ず「いそがしい」「時間がない」「疲れる」そして「着替えを持っていない」といった理由で運動しようとしないのです。だから私は「15分で」「楽しく」「着替えずスーツのまま」、『ホグレル』マシンを使って身体をほぐせるフィットネスジム『ホグレルスペース』を提案し、サービスの提供を始めました。
『ホグレルスペース』の会員様の多くは、サラリーマンやOLの方々です。中でも特に多いのが、肩こりや腰痛が深刻な40~50代の方ですね。肩こり・腰痛の域を超えて病名がつくような症状の方もいます。また、ダイエット目的の方もいます。スポーツ選手の方にもご利用いただいていますが、まだまだ少なく割合としては数%程度です。
自分で時間を決めて自由に運動できるのが『ホグレルスペース』の特長です。利用スタイルは大きく分けて、「出勤前」「お昼休み」「退社後の帰宅前」の3パターンです。朝いらっしゃる方に多いのは、会社に行く前に軽く15~30分ほど体を動かすスタイル。お昼に来る方は、お昼ご飯と移動の時間も含めた1時間の昼休憩の中でトレーニングされるので、やはり30分程度の短い運動をされる方が多いです。一方、夜の利用者様は長めにしっかりとトレーニングされる傾向にありますね。また、飲み会の前に5分だけ体を動かしたり、会社がお休みの日に利用される方もいます。
来館される時間帯も、トレーニングの時間も内容も、利用者様それぞれの生活スタイルに合わせて、トレーナーと相談しながら自由に組むことができます。日々の習慣として、継続的に通っていただけるのはとてもうれしいですね。