寝ても疲れが取れないのは脳の疲労が原因?!脳へのストレスを加速させる電子機器への対処法

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記事提供元:心と体のストレスケアマガジンWASA-V

薬剤師として幅広い対象の方に伝えてきた睡眠とストレスの関係性や対処法について、今からすぐに実践できるお役立ち情報を掲載していきます。

寝ても疲れが取れないのは脳の疲労が原因?!脳へのストレスを加速させる電子機器への対処法

【寝てるはずなのに、疲れが取れない?】

睡眠をしっかりとっても、何故か朝起きれない。

仕事に集中できない。ぼーっとしてしまう。頑張る気力が出てこない。

もし、そんな状態であれば、脳の疲労が溜まっているのかもしれません。

現代社会では精神的ストレスも非常に多く、テレビだけではなくパソコンやスマートフォンなどからも様々な情報が脳で処理されるようになりました。

人類は今まで、目に見えたものだけを処理すれば生存することが可能でした。それがここ数十年の技術進歩により、かつてないほどの量の情報を短時間で処理するという必要性に迫られています。

人間の脳は知性を司る大脳新皮質と、本能を司る大脳旧皮質をはじめ、様々な部位が色々な役割を分担して身体を動かしています。

本来であればバランスが取れているはずの役割分担が、現代社会では大きく傾いています。

この傾きは、ただたんに睡眠時間を増やすだけでは解消できません。

【脳の疲労をとるためには?】

疲労物質の蓄積による体の疲れは睡眠時間を増やすことで解消することが出来ますが、体のだるさや無気力が脳の疲労から来ているのであれば、ただ寝るだけでは解消が難しくなります。

カフェインの入ったエナジードリンクなどによって一時的に疲労感を多少減らすことはできますが、それでは根本的な解決にはなりません。

カフェインは脳を興奮状態にすることで疲れを感じにくくしますが、消し去るわけではありません。

脳の疲労は疲労のバランスの崩れから来ることが多い、つまり、バランスを取ることにより脳の疲労を軽減させることが可能とも考えられます。

軽い運動を生活に取り入れて身体に負荷をかけることや、音楽やお風呂などのリラックスの時間を増やすこと、バランスの良い食事を取ることで栄養を補給すること、お笑いを見て笑うこと。日常のストレス下の環境ではすることの少ないことをやってみることが重要です。

【布団に入ってから】

眠くなるまで、眠りにおちるまでの時間はどのようにお過ごしでしょうか?

ここで注意して欲しいのは、スマートフォンなどの電子機器に触れること。

これが脳の疲れを加速させます。

ブルーライトという言葉を聴いたことのある人も多いかと思います。波長が380〜500nmの青い光を指しますが、パソコンやスマートフォンなどの電子機器から多く発せられます。これは脳に直接影響が届くので過大なストレスとなります。

人間の体には体内時計が組み込まれており、その調整は光によって行われます。ブルーライトの光はエネルギーが強いため、脳は混乱し、体内時計の乱れを誘発したり、睡眠の質を悪化させます。

一流のビジネスマンは寝室にスマートフォンを持ち込まないという話もあります。仕事のストレスから開放されるという心理的な理由も大きいですが、ブルーライトによる脳への影響も考慮しての結果だと考えられます。

【まとめ】

脳の疲れをとるには、十分な睡眠はもちろん必要ですが、そこだけが全てではありません。適切な運動や食事、脳をリラックスさせるための工夫、寝るための準備など全ての点を考慮して、心も身体もすっきりした目覚めが実現出来るのです。

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コラム執筆者:遠藤 敦(えんどうあつし)1978年、千葉県生まれ。
薬剤師。東京薬科大学薬学部卒業。国立病院にて 病院薬剤師業務に2年間従事。
その後、調剤薬局業務、ドラッグストアでの 一般用医薬品販売等を経て、2011年、公認スポーツファーマシスト認定。同年、日本初のドーピング防止活動を事業として行う株式会社アトラクを設立し、 代表取締役に就任。同社にてスポーツファーマシストの業務支援や教育活動を行う他、調剤薬局事業、薬剤師業務コンサルティングなどに携わっている。著書『うっかりドーピング防止マニュアル』リバネス出版

本記事の引用元:心と体のストレスケアマガジンWASA-V・薬剤師が教える睡眠ケア【ビジネスマン編】vol.1

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