~ストレッチで美身体を実現~ 心と体を動かす芙悠子の簡単ストレッチコラム No.4

~ストレッチで美身体を実現~

心と体を動かす芙悠子の簡単ストレッチコラム

こんにちは、ストレッチインストラクターの片山芙悠子です。
本日もみなさんがお持ちのカラダの「疑問」を解決し、「予防法」をストレッチを交えながらお伝えしていきます。

 

NO.4 横隔膜ストレッチで疲れが残りづらいカラダに。

みなさん、横隔膜をきちんと使っていますか?
なんて聞かれても、自分がきちんと使えているのかどうかなんてあまりわからないですよね。
でも、こんな人は要注意。
①猫背だとよく言われる人、自覚がある人。
②階段を登っただけ、早歩きをしただけで息が切れる人。

どきっとした人、いませんか?
①もしくは②が当てはまる人は正常に横隔膜を使えている人に比べて疲れやすいはずです。
今回は疲れが残りづらいカラダにするために横隔膜を動かすストレッチをお伝えします。

まずは図を見ながら横隔膜がどこにあるのか確認しておきましょう。
赤い部分が横隔膜です。

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カラダの中には内臓がぎっしり詰まっていますが、それら内臓を真ん中で上下に仕切っている筋肉が「横隔膜」です。
横隔膜の上には心臓や肺が、横隔膜の下には肝臓や胃、腸など様々な臓器がびっしりと配置されています。膜と言っても図の通りドームのような形をしています。
なんとなくイメージ出来ましたか?

この横隔膜、呼吸をするときに大きく動いているのです。
少し詳しく言うと、呼吸をするときに肋骨の間にある肋間筋が動くことによって横隔膜が動いています。

ここで先ほどの①と②に戻りますが、①のように猫背の人は横隔膜が圧迫されてしまうので横隔膜が本領発揮出来ず、肺に多くの空気を取り込めなくなってしまいます。
酸素が十分に体内に行き渡らないのでカラダを動かしたら②のようにすぐ息が切れてしまうのです。

横隔膜を大きく動かすことが出来れば、たくさん息を吸えるのでカラダ中に酸素が行き届くようになり、細胞は活性化されます。そうするとカラダは元気に!!
つまり、疲れが残りづらいカラダになります。

では、横隔膜ストレッチをお伝えします。
● 横隔膜ストレッチ ●

①曲げている膝側の手を天井に向け息を吸って準備します。

strech04_0②息を吐きながら写真のように手を斜め上に倒し、この状態でもう一呼吸します。

呼吸をすることで、伸ばしている手の方の肋骨あたりが膨らんだり縮んだりと、肋間筋が動いているのを感じましょう。大きく動くようになれば、横隔膜も共にしっかり動いてきている証です。

③息を吸いながら手を天井に戻します。

これを3回~5回続けてください。
反対側も同じく行いましょう。

いかがでしたか?
やってみると、意外と肋骨の動きが小さいと気付いた人もいたのではないでしょうか?
普段呼吸は無意識に行っていますが、同じ姿勢が続いたり姿勢が悪かったりすると呼吸が浅くなってしまいます。
是非実践して、たくさん横隔膜を動かしてみてくださいね。

プロフィール

片山芙悠子(かたやまふゆこ)
北海道函館市出身。玉川大学文学部比較文化学科卒業。
幼少期に母と観たミュージカルをきっかけに舞台女優に憧れを抱き、3歳からJAZZダンス、7歳から器械体操を習う。大学時代からミュージカル部に所属。大学卒業後、一般社団法人映画演劇文化協会ミュージカルアカデミーのオーディションに合格し、01期生として更に歌、ダンス、芝居の稽古を積む。これら演劇・舞踊等の経験を通し、自分の身体と向き合うことで「健康」に対しての関心が高まり、卒業後はスポーツ業界へ転身。ストレッチトレーナーとして活動を開始し、クライアントの理想の身体づくり、スポーツパフォーマンスアップ向上等に貢献する。
2014年WKPA協会認定ピラティスインストラクター資格取得。現在、ストレッチインストラクター、ピラティスインストラクター、子供向けダンス講師等として活動の幅を広めている。

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この記事の著者

片山 芙悠子

片山 芙悠子

2014年WKPA協会認定ピラティスインストラクター資格取得。現在、ストレッチインストラクター、ピラティスインストラクター、子供向けダンス講師等として活動の幅を広めている。

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